お部屋の温泉でひとときを過ごしたのち、オーナーが手打ち蕎麦を打つ傍らで日本酒の試飲ができるというイベントに参加しました。日本酒ソムリエの方がその日オススメの美味しいお酒を案内してくれます。試飲なのでそんなに量はないと高を括っていたら4種類もあり、おかわりまで。つい全部美味しくいただいたら酔っ払ってしまいました。
美味しいお酒とオーナーの熱い思いに昼間から酩酊
オーナーは蕎麦を打ちながら、自ら蕎麦を打つこととなった経緯やこのお宿のコンセプト、おもてなしの心や弁え、地元である山形置賜エリアへの深い愛をユーモアを交えつつお話しされていました。この宿を訪れるお客さまに山形の素晴らしさを伝えたい、そのことを通して地元で頑張っている仲間を応援したい、さらには山形県の発展に尽くしたい、という熱い思いに共感し温かい気持ちにもなりました。この時間で打ったお蕎麦は夕食に供されるそうです。楽しみ。
ちなみにお宿の入り口には飲泉所もありまして、酔い覚ましに一杯いただきました。味は少し塩味と硫黄臭を感じますが飲みやすい味と温度です。ストレス、糖尿病、痛風などに効能があるといわれているようです。
美味しすぎて食べすぎた夕食。一番はやっぱり。
楽しみにしていた夕食です。どのお料理も地元の食材を存分に生かしつつ丁寧で繊細な味としつらえで最高でした。試飲と称して出してくれる日本酒・ワインとのマリアージュがとても素晴らしく、お腹がはち切れんばかりとなりましたがデザートまでしっかりコンプリートしましたよ。中でも個人的に特に印象深かったのはこちら。
ほんと、このご飯、最高でした。今でも思い出すと垂涎です。さすがに全部食べきれませんので残ったご飯は、夜食用におにぎりにしてもらいました。(食べるのに夢中で写真撮り忘れました)
さすがに夕食後は満腹と酒酔いで身動きもままならず1時間ほどベッドに転がっておりました。お腹が落ち着いて酔いが覚めたところで熱めの温泉と夜の冷気をかわるがわる堪能しながら長風呂タイム。風呂上がりに夜食のおにぎりをいただき(お風呂入るとお腹が空くんです)就寝とあいなりました。
十分一山で絶景かな
朝食も言わずもがな素晴らしく、朝から食べ過ぎたあと、赤湯の観光スポットを案内してくれるというツアーへ参加しました。
地元の歴史的なスポットなどを巡りながら最終目的地の十分一山へ向かいます。ここはパラグライダー競技の大会が開催されたり、スクールが併設されている有名な場所とのことでしたが私自身実際に行ってみるまではイメージが湧かずにピンと来なかったのですが。
270度見渡せます。何通りもの緑と青の世界です。空、飛びたい。と本気で思いました。風も心地よく持参してくれた100%りんごジュールの甘くて爽やかな味とともに今でもその空気や景色が目に浮かびます。ああ、ここでずっとぼんやりしていたい。
お宿に戻ってからまたお風呂に入り、(もちろん朝食前にも入っている)チェックアウトギリギリまでお湯の中で過ごしました。
今回の旅は、コロナ禍でずっと我慢していた温泉にどっぷり浸かることが目的でしたのでとても満足しましたし、お宿のお料理をはじめホスピタリティも素晴らしかったです。大大満足な旅となりました。山形座 瀧波、また是非再訪したい、と考えています。
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